レイコン2009 漆黒氏「蝉時雨」

レイコンレビュー第1回目は大賞受賞作品である漆黒氏の「蝉時雨」です。
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漆黒氏はVRM界きってのレイアウト職人で、質の高いレイアウトをコンスタントに発表しており今回のコンテストにも2作品応募しています。この作品に関しては本人はサブレイアウトと仰っていましたが、いやいやどう見てもガチっすよ(笑)。
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この作品(というか氏の作品全部に言えること)の特徴ですが、ダイナミックな地形造成に地形テクスチャーによる繊細な描写、決して幾何学的ではない絶妙的なトラックプランなどが組み合わさってレイアウト内のどこから見ても情景が破綻せずにリアルな鉄道シーンが構築されているところにあると思います。
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氏の作品にはよく登場する丸い田んぼ。そのまま配置するのではなくこのようにひと工夫することで他の作品にはない独特の雰囲気を演出しています。民家の周りを覆う植え込みもいい感じです。個人的には民家用の生垣がストラクチャー化してほしいんですよね。
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樹木の下のテクスチャーを濃い色のものにすることで日陰を表現しています。このような細かいところまできっちり仕事をしているところが大賞作たる所以だと思います。
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ただ少し離れるとこの有様・・・。「遠景」樹木なのにまったく遠景向きでないこの仕様はどうにかならないんでしょうか。
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このレイアウトの目玉でもあるスイッチバックの部分。私も以前スイッチバックのあるレイアウトを作成したことがありますが、今のご時世ではなかなか見ることのできなくなったスイッチバックという構造は一昔前のローカルシーンを演出するのに一役買っていると思います。しかもスイッチバック部分も自動運転です。このスクリプトはzio氏の「cVss」とのことです。
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田舎の港町の風景。実際にありそうな風景です。

初の栄冠となった漆黒氏ですが、その理由はレイコンが終わってすぐに次作レイアウトの作成に取り掛かるといったふうに、その絶えることのないモチベーションだと思います。自分もそうですがレイアウトは作れば作るほど腕が上がっていきますし、新たなる発見もあります。今回のレイアウトも今まで作ってきたレイアウトがあってこその作品だと思います。

USO800鉄道氏による動画もぜひご覧あれ。

ちなみに自分の環境では欠損部品は落石覆い、トキ15449、キハユニ26、キハ20です。
足りない列車はキハ22に置き換えています。


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この記事へのコメント

zio
2009年10月07日 03:49
レビューご苦労様です。Zioです。

>私も以前スイッチバックのあるレイアウトを作成したことがありますが

「cVss」はスイッチバック動作も可能にするスクリプト群ですが、これは

「単線スクリプトテスト用レイアウトVRM4」
http://www.kuronowish.com/~foxhound/layout/zio/v4_layout_01/index.html

からの派生です。そして、この「単線スクリプトテスト用レイアウトVRM4」というものは、実は

うつみさんの「肥薩線レイアウト」
http://www.kuronowish.com/~foxhound/layout/utsumi/v4_layout_01/index.html

を拝見し、これが自動運転で動かせれば、なお一層楽しいだろうなぁと思って作ったものであることをお伝えいたします。何だかんだで色々と繋がっているのですよ。
うつみ
2009年10月08日 01:00
自分のレイアウトを見てそのように思ってくれたことは製作者としてうれしいものです。漆黒さんの蝉時雨←cVss←肥薩線レイアウトとなっていますが私が肥薩線レイアウトを作ったのは漆黒さんのキハ82物語に感化されてのことですからやはりなんだかんだでいろいろと繋がっているんだなと実感しています。

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